コロナ禍と言われるようになって、かなりの時間が経ちます。欧米ではウィズコロナが定着し、ノーマスクで外出する人が多く、コロナ感染も普通の病気と同等程度になっているように見えます。
日本ではまだコロナシフトの状態であり、ひところほどではないしても、経済活動に影響を与えています。自動車業界などは、受注に関して言えばわりと好調ですが、相変わらず納期が長くかかるために、売り上げが読めないことが経営に重い影を落としています。収益自体は必ずしも赤字が続いているわけではないと思われますが、不安は拭いきれません。観光業界や飲食業界などはさらに深刻で、利用客が激減しています。しかしその中でも実績好調な企業も少なからず存在しています。
さらにミクロ的に見ると、どのような業種でも、実績を残す人とそうでない残念な人に分かれます。実績を残す人は、現状を観察し経済の動向を読み解き、その中で、今、自分にできることは何かを見極めて行動に移しています。
社会の状況や会社の実績が良くない時は、とかく不安になったりすることが多くありますが、そんな時でも実績を上げる人は、自分のやるべきことを見い出してブレずに確実に行っています。それは精神力が必要なことかもしれません。しかしそれこそがその人の「真価」であるといえます。今、このような時期だからこそ、一人ひとりの「真価」がいつにも増して問われます。
なかなか思い通りに行かないことも多いかもしれませんが、こんな時だからこそ、皆さんの「真価」を発揮していただきたいと願っています。
文責: 大久保