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 おもてなし3

 今からおよそ110年ほど前に、日本からアメリカに桜の苗木を贈呈されました。
その後29年後に大喧嘩をしてしまいましたが今では日本とアメリカは良好な関係が続いています。

贈り物というのは相手にとって非常に良い印象を与えます。贈り物の金額の大小は関係なく、贈り物をするというその気持ちが大事になります。
良くない言い方かもしれませんがビジネスの世界でもそういう打算が必要かと思われます。

先日とあるクライアント先でのお話。そのメーカーの中では最上級の金額の車を買ってくれたお客様がいました。担当の営業マンとの関係は非常に良好。しかし同じような車種を選ぼうと思ったら他メーカーでもっと安く、性能の良い車があったはずです。そのお客様の決め手は「納車の時に選んだクルマのイラストを描いてプレゼントしてください。そうすればこのクルマに決めます!」なんと金額の交渉ではなくイラストをプレゼントして欲しいとの要望。営業マンはお店のブログを更新する際に自分の得意であるイラストを投稿していたのです。それをお客様は知っていたのです。

新車納車の日、営業マンは約束であるイラストと、気持ちでキーケースを手作りでお客様にプレゼントしていました。お客様の心底嬉しそうな顔は見ている私の心も温かくしてくれました。

きっとこのお客様とは、ちょっとやそっとのことでは絆は崩れないでしょう。こうしたお客様を増やしていくことが営業にとって本当に大事にするべきお客様なのではないでしょうか。

文責:江原
写真は許可をいただき掲載しております。

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