先日、取引先の方と打ち合わせで居酒屋を利用した時の話。特に予約もしていなかったため呼び込みをしている若い男性に店を紹介してもらった。慣れた口調で説明をしている彼の話の中で、「1人2オーダー制なので2品食べ物を頼んで下さい。枝豆など安い商品で問題ないです!」とこちらがお得と感じるような話しぶり。
店に通されドリンクをオーダーする。飲み物が運ばれてくる間にメニュー表を開き、何を頼もうか思考。アルコールを摂取する時は枝豆や乾物などで十分であり、1人2オーダーはそれらを注文しようと決めた。
飲み物が運ばれてきた。すると店員から「こちらお通しと、サービスの枝豆です!」とそこそこの量の枝豆とスナック菓子がテーブルに置かれた。サービスされたものと同じものを注文しようとしていたので慌ててメニューを開き別の品物を注文。
恐らく狙い通りだったのだろう。1人2オーダー制。店側からすれば、出来れば単価の高い料理を注文してほしい。だから先手で安いツマミをサービスしたのだ。人によっては店に対して様々な感情を持つだろう。私は素直に戦略的で賢いやり方と感心してしまった。
ビジネスも常に先手を打つことで戦略的に事を進めることができるはず。世の中の情勢、流行をいち早く察知し、常に先手を打っていこう。
文責:江原