ドイツの初代宰相ビスマルクの言葉ですが、この言葉を聞いたことがある人は多いと思います。愚か者は自分で失敗して初めて失敗の原因に気付き、その後失敗しないようにするのに対し、賢者は過去の先人たちの失敗の事例(歴史)から学び、失敗をしないように行動するということを言っています。確かに!
その反面で、「若いうちはどんどんチャレンジして、たとえ失敗してもそこから学んで次を考えろ、それが若さの特権だ。」などと言われたりします。そうに言われると勇気が出て一歩踏み出そうという気になります。
したがって、ビスマルクの言葉は半分正しくて半分正しくないとも考えられます。要は時と場合によって使い分けることが大切ということです。すべてにおいてどちらかに偏らせる必要はないと考えます。
特に自動車販売のように、個別にお客さまと接する仕事の場合、それぞれのお客さまの考え方も性格も違います。昨日は上手くいった話し方も、今日のお客さまからは厳しいご指摘を受けたなどということもあります。その都度、自ら考えてチャレンジする必要があります。
失敗を恐れ考えることに臆病になったり、面倒になったり、そんなことで何もしないことは、自らの成長を止めてしまうようなものです。
先人の知恵を学び、成功法則に従いながら、時には果敢にチャレンジしてください。先人が作った歴史に加え、自ら経験値を増やし新たな歴史を作ることも大切です。
文責: 大久保