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仕事は面白いものではない。でも…

「仕事とは…根本的に、面白いか面白くないかと言えば、正直なところ面白いものではない。やらずに済めば、やりたくはない。でも、どうせやらなきゃいけないなら、つまらない仕事を面白くやりたいと思わないか。どうせ日本人の三大義務なんだから(勤労の義務)、違うか?」
 以前、当時の上司にそう言われたことがあります。
 自動車営業の場合、仕事の中で「納車」だけを切り取れば、やって良かったと実感することはできます。「成約」の瞬間は、勝負に勝った気にさえなります。しかし総じてそこにたどり着くまでの作業は、時にはお客さまに嫌な顔をされ、朝は早いし夜は遅いなど辛いことが多い。したがってやらなくて済むならやらなくても…そんな気にもなります。
 仕事をして一定の収入を得られれば、1日の終わりにささやかにビールを飲みながら食事ができればそれでいいという人もいます。それで幸せを実感できればそれでもいいと思いますし、多くの人はそれで満足なのかもしれません。
 しかし私は、仕事とは、自分たちが成長を実感できることが根底にあると考えています。もちろん収入を得ることが大前提です、しかも自分の理想の生活スタイルの実現という欲物的な条件付きで。私、バブル世代なもので(笑)。
 自分たちの成長とは何でしょうか。営業として駆け出しのころで言えば、販売台数や収益かも知れません。中堅になると、拠点の柱としての拠点計画達成の下支えかも知れない。そのうちに拠点長ともなると、拠点計画達成だけではなく、部下の成長が自分の成長に繋がったりもします。その時々、立場によっていろいろです。
 今の私の立ち位置だと、多くの人に営業や経営のスキルを伝え、実績向上と人間的な成長のお手伝いをすること、更には、新たな仕組みや仕事の進め方を見出し、今まで気付かなかった価値を提供することと言えます。その上で自分自身の会社を成長させることも重要なこととなります。
 どんな立場で仕事をしていても、どんなに「つまらない仕事」だと思っていても、どうせやらなければいけない仕事なら、楽しんでやってみてはいかがでしょうか。仕事の見方が変わるにつれ、結果は全く違ったものになるはずです。

文責: 大久保
 

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